多様なお客様が心身ともにリフレッシュできる時間を過ごして頂く、そんな思いから始まりました。 心身ともに満たされることで、すべての日々にわたって歓びを感じれると考えています。 そのため、当カフェでは忙しい日常から離れ、心地よいひとときを楽しめるよう空間と食事の提供に努めております。
当カフェでは、定食やデザートをはじめ、すべてのメニューを手作りでご用意しております。 旬な食材を活かしたメニューや多彩なドリンクサービスが揃っています。 また、健康を意識しながらお好みにあったメニューやシェアに適したメニューなどニーズに応じてお楽しみ頂けます。
カフェ内は自然素材を活かしたインテリアと落ち着いた照明で、リラックスできる雰囲気を演出してます。 年齢や性別、ライフスタイルに関わらず、すべてのお客様がくつろげる場所を提供することを心がけています。 お困りのことやご質問があれば、どうぞお気軽にお声掛けください。
現在に至るまでカフェの様相は時代と共に移ろい、人々の要請に応えて多様なスタイルを持ってきました。カフェの歴史について知るとこれまでとは違う味わいを楽しめるでしょう。では、日本にコーヒーがもたらされてからのカフェの変遷を学んでいきましょう。
日本にコーヒーが伝わったのは、鎖国していた江戸時代に唯一貿易が許されていた長崎の出島でした。コーヒー独特な味わいが受け入れられなかったことや通訳、役人といった限られた人しか飲めなかったこともあり浸透するにはに至りませんでした。
カフェ文化の始まりは明治時代に遡ります。当時、日本は文明開花により欧米文化の流入が進んでおり、西洋料理のメニューの一部としてコーヒーが振舞われたことで一般人が触れるようになります。こうしてコーヒーを商品として取り扱う地盤が徐々に整い、1888年に現代に見られるような本格的な複合喫茶店が東京で開業しました。1911年にはコンセプトカフェや会員制のサロン風カフェなど独自色の強いカフェが相次いで開店しました。
1911年を皮切りに次々とカフェがオープンしたことで、昭和に入ると飲食と給仕のサービスを主体とする特殊喫茶店とあくまでコーヒーと軽食を主体とする喫茶店、現在のカフェに分化していきました。1933年には特殊飲食店の店舗数は喫茶店の2倍を数え、一般庶民にもコーヒーが浸透し始めて1935年には東京市だけで10,000店舗を数えるほどに増加しました。順調に浸透したことで谷崎潤一郎や太宰治といった文豪の作品に登場したりとカフェ文化の形成が進んでいきます。
特殊喫茶店や喫茶店が増えてサービスが多様化していた折、第2次世界大戦が勃発すると戦時体制が敷かれ、贅沢品に指定されたコーヒーは輸入制限が始まりました。すると次々と閉店や業態転換を余儀なく迫られるという状況に陥ります。
戦後の日本では1950年以降に再び輸入が再開されたことでコーヒーが普及し始め、中でも個人経営のジャズやロックをはじめとする音楽と結びついた音楽系喫茶が展開されました。しかし、オーディオ機器の低価格化が進むと音楽系喫茶の需要がなくなってしまいます。
1970年頃には漫画喫茶が誕生し、1980年後半にはセルフカフェが定着し、1995年にはインターネットカフェが普及するといったパーソナル化が進んでいます。この傾向を証明するように、コーヒーの需要動向に関する基本調査では、コーヒー全体の総飲用量が増加傾向にあるにもかかわらず、喫茶店での飲用量は下降していることが明らかになりました。
これまで紆余曲折があってその上で現代のカフェが形作られていると知って頂けたと思います。ライフスタイルや好みに合わせて独自のカフェが進化していく中で、当カフェは時代に逆行して、以前のカフェのような人々が集う場所を提供しています。人々が交流し、リラックスできる空間を提供することで、古き良き時代の雰囲気を感じていただければ幸いです。